楽しい呉服業界

こんばんは。店長の関根です。

来春のものづくりの相談で、京都に行ってきました。

写真は、取引先の方に頂いた神戸のお菓子。有名だそうです、ミッシェルバッハ。きっとずっと前からこの味なんだと感じられる、とても温かい美味しさでした。今回加工の相談に伺った方は神戸在住ながら京都に通って仕事をしているそうで、職場まで最速で１時間１０分とのこと。近いのか遠いのかわからない距離感のなさがさすが関東育ちですが、神戸の海も山もある環境が離れがたいというお話に、私も地元の神奈川を想いました。

その方とは夕飯もご一緒させて頂きまして、

「美しいものに日々触れられて、それをお客さまと共有できて、お客様に似合うものを提案することでその人が素敵になって・・・こんなに楽しい仕事はない」

はっきりきっぱりそう言われるのを聞いて、私もとても楽しくなり、とてもとても満足した気持ちで京都の夜を過ごしました。

幸いかな、私がこの着物の仕事を通じて出会う人は皆さま前向きで、着物のことが好きで、という方ばかり です。ほんとうに頭の下がる努力をされていて、でもとても楽しんでいらっしゃる。すごく素直に、素敵な人だなぁと惹かれます。そういう人に出会えることは凄く楽しい。仕事が楽しい！と思うときの一つです。

応接室にいた大仏様

今回の京都出張では、宿泊にゲストハウスを利用しました。たまに使うのですが、土地により親しんで過ごせる気がして、これもなかなか楽しいものです。

自転車を借りて、夜の京都の街を走り抜けて銭湯へ。

これは洋服でないとできない楽しさ。私には着物も洋服も、両方大切です。

今の時代に生きているのだから、両方着られたら楽しみも倍以上ではないでしょうか。