あらためてきものに出会う

きものは、四季のある日本の気候風土の中で、
長い時間をかけて培われてきた文化です。
歴史ある結城紬の製織は、鬼怒川を擁する大地の恵みと、
きものという衣文化と共に今日まで続いてきました。
 
形や紋様を通じて触れられる、四季の変化に根ざした美意識。
日々の喧騒のなかに、一服の余地を与えてくれる、間合いの身体感覚。
 
着ることで、無理のない、その人らしい美しさが引き出される。
布と一緒に、歳を重ねていくことが楽しみになる。
 
よく知っているようで知らない、とても新鮮なもの。
暮らしのなかにある、たくさんの嬉しさ、歓びを、いっそう特別にしてくれるもの。
 
そういう風に、いつも新鮮に出会えるきものを作りたいと思っています。