結城の夏祭り
みなさまこんにちは。澤屋の角張です。
結城の街でも蝉の声が聞こえだして、
気温も30度を超える日が多くなってきました。
すっかり夏ですね。
結城の夏といえば夏祭り。
1242年より現在まで継承される、結城市最大の大祭礼です。
今年は明日7月16日(日)から23日(日)の期間、
結城総鎮守健田須賀神社の神事と、賑やかなお祭り という両面をもって、
厳かで晴れやかな8日間を迎えます。
昨日は奥順社屋やつむぎの館、澤屋店舗でも、
お神輿の渡る通りに面した格子戸やガラス戸を綺麗に洗い拭き清めて
お神輿をお迎えする準備をしました。
結城ではこの準備を、「戸洗い」と言うそうです。
私は昨年6月に結城に移住して、初めてこのお祭りに立ち会ったのですが、
特にお神輿とお囃子、夜の駅前通りを覆いつくすほど人の出と熱気に、
圧倒されたのを覚えています。
健田須賀神社の前の公園も、出店で賑わいます。
対して、健田須賀神社からひとつ隣の通りにあたる、奥順や澤屋の通りは静かで、
しめ縄が張られ、常でない明かりに照らされた静かな夜は、
なんとも言い難く幻想的だったのを覚えています。
さて明日、御祭の初日は「御出(おいで)」です。
初日の「御出」と最終日の「御還(おかえり)」は、
高下駄を履いた阿吽のお天狗さんが、御神輿を先導して街中を歩きます。
この日は街のそこかしこで、家の前に出てお天狗さんを待っている方々に出合います。
もしこの光景に出会ったら、みなさまもぜひ祓ってもらってくださいね。
こうした行事に触れるたび、結城の街は街並みばかりでなく、
歴史がいまもしっかりと息衝いていることを感じます。
歴史の息衝く結城の街、ぜひ体感しに来てくださいね!