澤屋のブログ

まちのみかた、まちのいろ

 

007

 

こんにちは、関根です。

 

今日は少し趣向を変えて、4月に行われた「まちのみかた」での

私の“まちのみかた”を写真を中心にご紹介します。

 

澤屋の空間デザインをお願いした建築士の加藤誠洋さんが

さまざまな街を舞台に実施されている今イベント。

内容はとてもシンプルで、決められた時間内で街を歩き、

気になったものを写真に収め、皆で発表しあうというもの。

15人いれば15通りの“まちのみかた”を知ることができる、

新しい視点の獲得と共有が何よりの魅力です。

 

私は結城の街を、色を探しながら歩きました。

着物や帯、コーディネートのインスピレーションになるもの。

自分の頭の中には今まで自分が知っていることしかありませんが、

外には色々な色が溢れていて、新鮮な組合せを教えてくれます。

 

006

 

これくらいの黄色みのあるピンクの着物と茶色の帯

 

 

 

011

 

このシルバー、もう少し青みを入れると良さそう

 

 

 

009

 

少し具象が入ってくると全体が有機的に息づく

 

 

 

010

 

生きているもの、植物の瑞々しさ

 

 

 

031

 

水色とクリーム色のなかの白

 

 

 

017

 

枝の重なりの先に空がある、そこまでの奥行き

 

 

 

019

 

この青

 

 

 

020

 

 

効き色

 

 

 

018

 

セロハンテープ、の質感

 

 

 

023

 

やけずに残った色の妙

 

 

 

026

 

鮮やかな緑は夏の色

 

 

 

と、こういった感じで色が集まっていったのでした。

結城といえば趣ある蔵の街並みですが、色のヒントになりそうなものとして

目についたのは剥げかかったペンキや金属の経年変化の色でした。

色、というフィルターをかけて街をみたときに、そういったものに色が面白いものが

多くありました。人工的でありながら、経年変化の様は自然を感じさせるもの

でもあります。火山や温泉が湧き出ている所で見られるような色でもあったり。

 

そして私が集めた色はやはり古い街に見られるもので、

しっかりと結城らしさを伝えるものでもある、ということも教えて頂きました。

 

 

019

 

気に入っているのは、この青。

この青の美しさが引き立つようなコーディネートが実践できたら、と思っています。

 

002

 

ちなみにこの日の加藤さんは、澤屋でお誂え頂いた結城紬での登場でした。

お似合いです。ほんとうに。

 

この着物でどうやって遊んでもらうか、といったことも今後の楽しみです。

 

 

 

 

 

 

一覧