家族の記憶
こんにちは、水越です。
本日は結城紬について思うことを1つお話します。
“結城三代“という言葉は 長く着ていただける、品物の丈夫さの例えです。
そこから少々話を飛躍させて、
結城紬を代々、大切に受け継いでゆくということ。
着ていた家族のこと、それを纏(まと)えばその人の温もりさえ蘇りそうな
家族の記憶。
生物学的にヒトが、他の生物に比べ飛躍的に知能を高め得たのは、
一説に長寿とそれによって出来た祖父母と孫の関わりの成果だといいます。
この世代を飛び越えた関係性の中で、時に何世代も前の記憶が未来を切り開くアイディア
に生まれ変わる瞬間があるかもしれません。