結婚式の着物
こんにちは、籔谷です。
昨年結婚をして、今年の4月に伊勢の猿田彦神社で結婚式を挙げました。
初めての白無垢に、文金高島田。写真は角隠しで撮り、式は綿帽子をかぶりました。
着付け、かつら、化粧。全てがいつもの着物とは違う一日でした。
式の後は伊勢神宮にお参りするため、振袖に着替え。
伊勢神宮は白無垢では入れないのです。
この日は朝からの大雨と強風だったのが、宇治橋のたもとに着くとともに雨が止み、
着物で境内を歩くことが出来ました。
この着物は母の成人式のために祖母が誂えたものです。
いまだ古びず、私の子供、孫の世代までも伝えていけるものの力を感じます。
冠婚葬祭、人生の節目には着物が着たい。
着物での結婚式を経て、私の中のこの想いはより強いものになりました。
着物は、私が生まれ育ったこの島国で、長い時間をかけて育まれてきたもの。
これだけの完成度を持つ衣服を自分のものとして着物を着られる歓びを噛みしめて、
大切に、楽しみながら、これからも着ていきたいと思います。
白無垢も、振袖も、紬も。
着物とは本当に美しいものです。