海と山の境界
こんにちは、関根です。
夏休みに、日本の最北限の島・礼文島へ行ってきました。
稚内からフェリーで2時間。
海抜0メートルから高山植物が咲くため「花の浮島」とも呼ばれます。
目的はトレッキング。
一日かけて島の北端から南へ向かって、約25kmの山道を横断。
島の地形を身体でなぞらえていくダイナミックな体験でした。
島ならではの“身体で全体を認識できる感”という新たな楽しさを発見。
地形を実感することは、地層の歴史、地球の歴史への興味につながっていきそうで、
新しい感覚の扉が開かれる予感にワクワクします。
高原とはまた違う、海と山とが一挙に迫ってくる景色。
海と山は実は地続きで、海底には地面があり、それは山と繋がっていて、
時代によって海底にあったものが隆起して山になったりする。
海と山の境目は今すぐ揺るぐものではないけれど、長い時間の中では偶然といえるようなものだ。
島を歩くとそれがわかる。そしてその偶然の遥かさたるや。
島の魅力に開眼した旅でした。