おだやかに、とくとくと、話す、聞く
予想とは違う形ながら好調な滑り出しで、これから良い時も悪い時もあるとは思うけれど、こうして形にしたことは本当に良かった、としっかり思える所まできました。
私はなんだか、少しだけ離れた所から、行為の響きあいを観察してそこに魅力を感じたりしてしまうのですが、ほわんと池になげてできた波紋、とても良い具合にまわりと響き合っていて、美しいです。それを形にして見せられないかしら、と思うけれど、それはまた別のお話。
10月の澤屋×荒木節子×江波戸玲子の展示会では、初日にお二人をお招きしてのトークイベントを行います。写真の帯の作家さんであるお二人は二人とも、積み重ねてきたものの中から、40代以降に今のお仕事を始められ、多いにご活躍されていらっしゃる方です。
機の捉え方、区切りの付け方、重なってきた記憶、美しいものとの出会い、生きていることの色々な流れの中にお二人の作品はあって、それがある一点に集約されて帯になっているような、たおやかさや柔らかさを感じます。触れていて、明るくて楽しい。
その人にしかわからないこと、人それぞれであることを、丁寧に楽しく明るく誠実に、言葉にしていくような時間にしたいと思っています。それは着物を着る着ないに関わらず、何か志を(大きさは問わず)持ってありたいと思う人には、必ず響くものがあると思います。
初めてのご来店でも、どうぞご遠慮なく。
お気軽にご参加くださいませ。
【澤屋×荒木節子×江波戸玲子展示会 ”遠くの風景”】
展示会:10月11日(土)~19日(日)
トークイベント:「インスピレーションのもとになるものについて」
10月11日(土)14時~15時
※無料・要申込 結城澤屋 0296-33-7047まで